どうもDJ DAIKYです!
今日は『イベントオーガナイザー、プロモーターの仕事の現実について』ということで書いて行きたいと思います。
自分もこれまで携わってきているイベントオーガナイザーやプロモーターのお仕事、知らない方に簡単に説明するとイベントの主催者です!
各イベントの企画・制作・運営の全体を通したマネジメントをして、目標の集客をし、当日のイベントが無事に、全行程がスムーズに進むよう管理するポジションです。
イベントの大小によりその仕事内容や量は変わったりしますが、大まかにはそんなところです。
イベントによっては何人かのプロモーターが一緒に集客をするようなイベントもあります。
クラブのイベントではクラブの案件、もしくは自社開催のふたつのスタイルがあります。
クラブ案件はクラブ側に予算を組んでもらい、こちらでその予算内で目標集客をし、時にはバーの売り上げの何%がバックになったりします。契約内容は様々なのですが、次に繋げるためにも、多くの予算を頂いてもっと大きなことをするためにも、しっかりした結果を毎回出さなければいけません。
自社開催ではクラブに場所代を払い、全ての集客をイベント側でするスタイル。クラブ案件とは違いリスクはありますが、クラブ側に縛られずなるべく自由にやれます。これは成功すれば利益は大きいですが、失敗しても全て自分の責任なのでしっかりと企画しなければいけません。
自分はDJとしても国内外で色んなオーガナイザー、プロモーターにお会いしますが、日本には結構勘違いしている人たちが多い!
「タレントをブッキングすれば集客してくれる」と勘違いしている人をちらほら見かけます。
海外でクラブイベントオーガナイザーはブッキング、キャスティング含めた企画内容で集客するっていう感じで、各DJやダンサー含めたタレント、出演者ももちろん大きなパートなのですが、自分の力で集客するといったのが普通に当たり前に行われている業界です。
なので、イベントによっては全然有名なキャストではないし、フライヤーもダサいのにめちゃくちゃ集客してるところもあったり、全ては人を虜にする企画力なんです。
そうやって出演者に頼らずとも自分のイベントの名前を広めているオーガナイザーもいて、そうゆうところは誰が出演していようがお客さんが来るといったイベント主催側からすると一番いい状態なんです。
しっかりイベントのブランドとして成り立っているイベント、そうゆう企画が海外のシーンだといっぱいあります。
イベント主催者=集客をする人
っていうのが基本的にあって、そこから装飾、タレント、広告、ワークショップ、物販、飲食、その他ハロウィン、クリスマス企画など様々な要素が掛け算で集客をしていくのです。
これはクラブ案件でも自社開催のイベントでも同じです。
ですが中には(特に日本のオーガナイザー)出演者に集客の全てを託してくるようなオーガナイザーもいて、ノルマがあって人呼べなければ説教wみたいな昭和な感じのことしてるところは今でもあったりします。
もちろんDJやダンサー等出演者は集客に協力するべきですし、イベントにブッキングされた時の仕事の一部としてSNSでイベントの告知をしたり、周りに連絡して誘ってみたりは必要です。なので自分が言っているのはDJは集客しなくていいって事ではないです。
DJや出演者も集客はするべきなんです!
が!
一番集客を頑張らなきゃいけないのはオーガナイザーやプロモーターで、イベントは彼らの商品です!そもそもの商品がよくないのに、広告代理店に「これ売って」って言っても限界があるじゃないですか?それと同じで、まずは主催者がいい商品を企画することが必要なんです。
余談ですが、そんなオーガナイザーたちがイベントを企画して集客できなかった出演者に説教する背景には、この場合結構クラブ案件型のイベントが多く、集客できていないと、イベント終了後に今度はオーガナイザーがクラブに説教されるっていうことがあったりするからそれが末端の出演者まで響いてくるといった背景があるところも少なくありません!
なんか日本のブラック企業っぽいですねw
クラブ側は絶対悪くないっていうわけでもなく、トイレは汚い、灰皿買えない、セキュリティー遊んでるしバーテンダーは愛想無い、みたいな意識の低いクラブもまだあります。
それを売りにしてるのであればいいのですがw
基本的にいいと思ってくれる人って少ないですよね!w
それに対してオーガナイザーで「バシッ」と言えるのはかっこいいですがクラブ案件型のイベントで予算出してもらっている以上あんまり強くは突っ込めませんよね。
クラブ、オーガナイザー、出演者みんながみんな主体性を持って取り組めるようなチームであれば大きい結果を残せることは間違いありません!
が、
自分の仕事を完璧にこなしているわけでも無いのに他に当たるなんてことがあるチームでは良い結果を産むサイクルになるわけがありませんよね!
ただ日本は、前にも書いたのですが、音楽の影響力が少ない(こちら)事から少し業界的には違った面もあるので日本は日本で独自なあり方を考える必要があるのだとは思います。
もともと海外は夜の遊び方がそこまでないからクラブやバーに人が集まりやすいのもあるので、わざわざDJたちにノルマかけて集客する必要もそこまでないし、その分DJも音楽に集中できる。なので「音楽もいい、客も入ってる」ってイベントが多いのかなと思います。
逆に日本は音楽がどうかよりも、「フォロワーが何人いるか」でブッキングされたりするので、そこのためだけに活動してるDJ(??)も必然と出てきてしまいます。DJのスキルどうこうよりも、やたらとインスタにフォロワーいるみたいなモデルかタレントよりのようなDJが多いのも日本の独特な文化なんですかね!
そうゆうインスタなどのSNSのイイネとフォロワー中心に活動する人がいるので悪循環が生まれ、中身が微妙な音楽イベントもあったりします。
ネットが広がることによって変わってきたイベントやクラブの内容、このコロナの影響も受け、終息後にどのように変化していくのかも注意しながら活動していきたいと思います!
『DJ、イベントオーガナイザー、クラブの現実について』
のまとめですが、
一人が頑張っただけじゃ成り立たないのがイベントビジネスです。
日本の文化や法律によって海外とは違ったシーンですが、
それぞれがそれぞれの役割をこなして主体性を持って同じゴールを目指すことをできれば間違いなく一体感や感動を産めるので、すごくやりがいのある仕事だと思います。
自分もDJとして、オーガナイザーとしてもっと成長せねばと思います!
それでは!
Bless Up
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