海外で見たイケてるDJ、イケてないDJの違いとは?

 どうもDJ DAIKYです!


日は、これまでカナダ、ジャマイカ、トリニダード、イギリスなどなど色んな場所でDJする機会や色んなDJと出会う機会をいただいて来て、自分なりに思う『イケてるDJ、イケてないDJの違い!』について書きたいと思います!




まずそもそもDJにも色々あって、スクラッチを極めるDJもいれば、自分で楽曲やRemixをプロデュースするDJ、クラブのレジデンスとして毎週その時の流行りをかけるDJなどがいて、それぞれスタイルは様々です。



えて名前をつけるのであれば、


①DMC系 DJ

②Red Bull系 DJ

③プロデューサー系DJ

④クラブ系DJ

⑤ラジオDJ

⑥ハウスパーティーDJ


などなど他にもスポンサーの案件にあえわせてスポーツやファッションに特化したDJなど種類はあると思いますが、今思いつくだけでも色々と種類があります!




自分がカテゴライズされるのは④のクラブDJになり、仕事内容としては現場にいるお客さんが開店から閉店まで楽しめる音楽を『正しいタイミングで、正しいかけ方で、正しい曲を、正しい人にかけ、楽しい時間とお酒を楽しむ空間を作る』とうことをします!



今まで色んなクラブやバー、野外イベントでDJさせてもらい、現場をひっくり返すような盛り上げを作るいいDJからお客さんを帰すDJまで色々出会って来ました。



そこで今日はこの両者の違いについて自分なりに書きたいと思います!





➖イケてるDJ➖

良いDJは選曲、繋ぎが上手いのはもちろんのこと、その時の現場の状況を瞬時にキャッチし、オープン、プライムタイム(盛り上がるメインの時間)、クローズと、どんな時間でもお客さんを満足させるプレイができます。


その中でも自分が見てきて思うこと...



①プレイの中でのバランスが絶妙

いやもうこれは経験とセンスの違いなんですが上手いDJって自分のプレイの中での全てのバランスが絶妙!ヒットチューンの使い方、みんなが知らない曲の使い方、古い曲の使い方もそうだし、MCの言葉数やスクラッチの使い方、全てのバランスがお腹いっぱいになり過ぎず、『もっと聞きたい』『また聞きたい』と思わせるプレイをします。盛り上げるだけじゃなくてしっかり休憩の場所を作る。それが人の集まる音の場に必要なバランスで、そうすることによって楽しむ時間、お酒を買いに行く時間、友達と喋る時間ができる。それが毎回できるDJは間違いなく良いDJだと思います。

ちなみにですが、日本でも横須賀みたいな米軍のエリアって基本的に無料で入れるDJバーが多いので、これができるDJがいるといないでお客さんの滞在率、再来店率が全然変わります。DJは上手にやらないとお客さんすぐいなくなっちゃうのでかなり鍛えられますw



②遊び心がある

ただ綺麗に繋いで完璧なミックスと選曲をするDJも素晴らしいんですが、それに加えて良いDJは遊び心を入れてくる。年代が違う曲をリリックの繋ぎで入れてきたり、メインの時間でいきなり60年代の曲から始めたり、経験とスキルがあるからこその余裕の表情で若手DJが恐ろしくてできないようなことをサクッとやってのける。

お客さんの予想してなかった事をするんだけど、お客さんが欲しいこともする。

これを真似してお客さん帰らせるようなことになりたくないので若手DJではなかなか手出せない領域だったりしますw



③一体感を作り上げる

一つのイベントの中で思い出に残るようなパワフルなシーンを作る。そこまでの流れやタイミング、フロアの状況などを理解してMCを入れたりして全員参加の合唱やダンスを作る。



④音楽に対してのリスペクトを忘れない

その曲の歌詞、年代、プロデューサーなど様々な背景をしっかり知った上で曲をかける。

あと曲に対することだけじゃなく、DJやアーティストの作品やパフォーマンスに対してもすごくリスペクトを持っています。

音楽もアートなので人それぞれの形があり、アドバイスを求められたりしてない限り人の作品やパフォーマンスに対してどうこう言ったりしない。

音の上では対等に接してくれる人が多いです。






➖イケてないDJ➖


イケてるDJとは逆にお客さんのことを全然考えていないただのオ◯ニーDJって世界中どこに行ってもいるんですよねw


お客さんに

「帰ろっか」


とか

「他の店行こうか」


とか言われるようなDJ、いるんです!

会場やオーガナイザー、お店の問題だったりもあるので一概にDJのせいだけじゃないですが、DJのする仕事ってお客さんの評価ポイントとしてはめちゃめちゃ高いですよね!

自分もDJのライナップとか見て行くイベント決めたりしますし、皆さんも基本はそこだと思います。

そこで前回微妙だったDJとかが出てると、『違うとこにしようか』とかなったり、、w


とまぁ自分が今まで海外も含めて見てきた痛いイケてないDJの共通点行きます!




①パソコンしか見てない

はい、良くいます。自分が盛り上げてるのか盛り上げていないのかも気にすることなくただただオ◯ニーDJしてるDJ。パソコンしか見てないでお客さんの反応を見ないDJ。

DJやってて、海外は特にですが、5分間音楽がつまんないだけでお客さん引いていくし場合によっちゃ帰って行きますw

だってそうですよね、『あー、このあとこのDJのプレイをあと40分とかは聞かなきゃいけないんだ』ってなると大事な週末の夜なので他のことしたいと思います。


つまんないだけなら良いですが、リリックが暴力的なのをかけ続けて険悪な雰囲気になって殺傷事件になるなんてこともリアルに体験したので、時と場合によっては人の命かかってます。

だから会場を良く見て!!!!

って言いたくなりますw


ずーっとお客さんの反応を見ずにパソコンと睨めっこしているDJ、イケないです。



②繋ぎがめちゃくちゃ

これはもう自分の部屋戻って練習し直して!って思われても仕方ないですが、こうゆうDJってスキルとかじゃなくてコネでそのイベント入って来たりしてるんですよねw

ですが繋ぎがめちゃくちゃなのは人前でパフォーマンスするのには、、難しい!

そうゆうイベントだったらありだと思いますが!w

踊ってた体が曲が変わるたびに止まるのはお客さんとしてもいやですよね、、、


場合によってはこうゆうストレスフルな時間がきっかけで喧嘩になることもあるからヤバいw



③選曲に一貫性がない


そもそも選曲はその場所場所で」違ったりお客さんのニーズによって色々合わせたり、あえて合わせ過ぎずに行ったり色々ですが、選曲に一貫性がないDJ、誰にかけてるのかわからなくなりますよね、

女にかけたと思ったら男にかけて、と思ったらダンスチューン、で今度はメッセージチューンみたいな、『あ、この曲好き』ってなったらその曲の後に聞きたいような曲ってあるじゃないですか、でも全然違う方向へ進んでいってしまうみたいなw

綺麗に繋げばいいだけじゃなくて歌詞の内容や年代やプロダクション、アーティストとか繋がりがあって繋ぐ方がお客さんの反応もMCのしやすさも全然違います。



④雰囲気を変えられない

これは①をしているイケてないDJには絶対できないことなのですが、いくらいつも盛り上げてるイケてるDJでも慣れない場所や初めていく場所なんかは選曲も外すことあるんです。

でもそこで彼らは自分でお客さんの反応に気づいてガラッと雰囲気を変えることができるのですが、イケてないDJは雰囲気の変え方がわからない。むしろ変えずに残りの30分滑り倒すみたいなことをします。または雰囲気を変える曲が見つからず時間がすぎ、一曲まるまるかけちゃうみたいなこともします。


気づいていてできないならばまだ良いですが、気づきもしないって方がイケてないですね〜。

ということはやっぱ①が一番ダメなパターンですね!









とまぁイケてるDJ、イケてないDJの違いをサクっとご紹介しました!

お客さんあってのお仕事なので、やっぱりWants & Needsに合わせることはクラブDJには大事だなと思います。



お客さんを盛り上げるだけ盛り上げたら自分の好きなことをすればいいと思うのですが、そうでもないのに自分の好きなことばかりするのは注文してないもの売りつけてくるようなレストランやあの民放チャンネルN◯Kと一緒ですねw




それでは!



Bless up



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